日本国内で多く使われている糸は「リングスパン」が代表的ですが、Tシャツの本場アメリカでは、「オープンエンド糸」を使用したTシャツが多く、そのラフ・タフさが好まれ多少のゴワつく感触がありますが他の糸にはない機能性も兼ね備えています。
オープンエンド糸の紡績は空気の流れる力を使って行うことで、繊維が撚り合う構造になっています。(綿菓子を作るようなイメージ)そのため繊維の中に空気が多く含まれており、吸湿性が高く速乾性に優れているという特徴があります。
TRUSS(トラス)カタログ掲載のTシャツで採用しているOE(オープンエンド糸)シリーズは6.2ozの肉厚で織られているものが多く、そのため洗濯を繰り返しても生地がよれずらいこともあり 『着ていく毎に生地が馴染む』 ことから業界で長く愛され、こだわりのTシャツとして選ばれ続けています。
生地の厚さ(重さ)は1ヤード(約0.914m)四方あたりの面積の重量を、oz=オンス(1oz約28.35g)で表します。これを1㎡あたりの重量に換算すると1oz/yard²=約33.9g/㎡となります。
綿糸の太さは番手という単位で表します。
番手を表す数字が小さいほど糸は太くなり、数字が大きくなるほど糸は細くなります。一般的に太い糸で編まれた生地ほど生地に厚み(重み)が出やすくなります。